淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

2014’8~12月 小説
[No.1164] 2014-12-14 Sun 01:02
リアルで色々あって有り過ぎて頭パーンしてた。
メモ残してなかった本は感想飛んだ、どころか存在忘れて抜けてるかも。
もう訳がわからん。


「僕たちのミシシッピ・リバー 季節風 夏」  重松清
忘れられない一瞬を焼き付けた夏が、今年もまたやってくる。ものがたりの歳時記―「夏」の巻、12編。

春に続いて、よー泣いた。泣かされた。
悲しい話や感動する話、というのではなくて、郷愁が刺激されてほろっとくるタイプ。
読者の経験と全く同じ出来事が書いてある筈もないが、誰もが何がしかの思い出が連想させられるに違いない。
私が一番泣いたのは「べっぴんさん」。おばあちゃーん。゜゜(´□`。)°゜。


「まともな家の子はいない」  津村記久子
父親がいる家にはいたくない。セキコは苦しかった。母親はうざく妹はテキトー。世の中にまともな家はあるのか。怒れる中学3年生のひと夏の物語。
と、連作2篇収録。

子供の方が怒りが強く、後にも残る気がする。
怒りの描写がちょっと読むのがしんどい位だったけど、読んで良かった。
主題とは逸れるけど、友達と宿題の答えを見せ合う、という行為をしてこなかったことが悔やまれた、というか恥ずかしいとすら思った。自分の頭のガチガチさ加減を反省したい。


「金色の獣、彼方に向かう」 恒川光太郎
①「異神千夜」②「風天孔参り」③ 「森の神、夢へ還る 」④表題作。
ダークファンタジー4編。

この、世界感のバランス!絶妙。好き。
異界ではなく、異界との境界の感触を意識させる感じがたまらない。
個人的には③が一番好きだったかな。素材は②が好き。
①は女性より男性の方が好きそう。


「やりたいことは二度寝だけ」 津村記久子
検索が生きがい。文房具集めとハーブティーで日々を潤し、からあげ王子に想いを馳せ、ドラクエで自分の20年を振り返る…。
脱力系エッセイ。

そうか、こんな方なのか。
小説で必ず何かしら心の固くなったところを少し溶かしてくれるというか、力を抜かせてくれるさり気無い優しさのような細やかなのに無造作な感触が好きで好きで、エッセイにまで手を伸ばしてみたのだけど、そういった部分を意識して、その為に書いてるのだとわかって驚いた。
て言ったら失礼か?正直物凄く意外というか、そうか練って構成して造れるのか、と目から鱗が落ちる気分というか。
思いかけず文房具集め(特にノートへの愛と、しかし買ったところで使うことが出来ないというくだり)に共感したりといった喜びもあって嬉しかった。


「琉璃玉の耳輪」 津原泰水 (シナリオ:尾崎翠)
「三姉妹を探して下さい。手掛かりは、三人とも左の耳に、一粒の琉璃玉が嵌った白金の耳輪をしています」

阿片窟の女傑・女掏摸・生人形の少女・男装の麗人・旅芸人一座・変態性慾の男・老刑事・放蕩の貴公子…
とまぁ、詰め込み具合が半端ない、が、きっちり味があって面白い。
時代物の群像劇が好きであれば楽しめるのではなかろうか。


「ウエストウイング」 津村記久子
職場の雑事に追われる事務職のOL・ネゴロ、単調な毎日を送る平凡な20代サラリーマン・フカボリ、進学塾に通う母子家庭の小学生・ヒロシ。
取り壊しの噂もある椿ビルディング西棟の物置き場で、彼等は互いの顔も知らぬまま物々交換を始める…。

息を吐ける。
特殊ではない、非常にありふれた日常を綴った話によって、ほんの微かなのだけど、救われるような心地になる不思議。
「とにかくうちに帰ります」とか、他の本とのネタ被りはあったけど、大事なのはそこじゃないし、いいんだろう。


「古道具屋 皆塵堂」
「猫除け 古道具屋 皆塵堂」
「蔵盗み 古道具屋 皆塵堂」
「迎え猫 古道具屋 皆塵堂」 
 輪渡颯介
奉公先を盥回しにされたあげく、弟の急死で実家を継ぐことになった太一郎。彼には、幽霊が見えるという秘密があった…。
憑きものだらけの怪談人情ミステリー。

あんまりお約束な舞台にキャラ設定と揃えてるから、寧ろ引いてたんだけど、読んだら何かすみませんでしたって謝りたくなった。
軽いけど丁寧な文章で、私的には畠中恵のしゃばけシリーズよりも好きかな。
皆塵堂を舞台に、一冊づつ主人公が変わります。
私は一冊目主役の太一郎さんがとても好き。だからついつい登場を待ちわびてしまうのだけど、彼が出ると解決してしまうから簡単に出して貰えないのも解る。うぬぅ。
このまま軽くなり過ぎないで続いていってくれるといいなぁ。


「天冥の標VII 新世界ハーブC 」 小川一水
男性24905名。女性27339名。成人1029名。残存人類、52244名。
“救世群”が太陽系全域へと撤いた冥王斑原種により、人類社会は死滅しようとしていた。

シリーズものは途中でどうこう大して書けないからメモ止めよう、て思って止めてたら買い忘れて読む順番間違えた。不覚。
Ⅵはパート3まであるんだ、気づけ、抜くな私。くそう。
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