淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

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2014’3 小説
[No.1137] 2014-04-04 Fri 23:31
2014,3月分


『なぎさ』  山本文緒 ☆☆☆
故郷を飛び出し、静かに暮らす同窓生夫婦。夫は毎日妻の弁当を食べ、出社せず釣り三昧。行動を共にする後輩は、勤め先がブラック企業だと気づいていた。家事だけが取り柄の妻は、妹に誘われカフェを始めるが…。
「同じ悩みにそろそろ飽きろ。人生の登場人物を変えるんだ。」(引用)

書店で帯の文章(上記引用部)を目にした瞬間に読むと決めた。
言葉の印象程に激しい話ではなかったが、登場人物の確かな日常があり、心の揺らぎがあり、光差すラストに胸のつかえが少し溶けた気がした。


・『深紅の碑文』 上下 上田早夕里 ☆☆☆☆☆
ベストSF2010第1位且つ、第32回日本SF大賞受賞作「華竜の宮」の続編。
星の破滅を前にして険路を行く者たちの物語。
「…キャベツは一個しかないのに、それに無数の青虫が齧りついている。私には、この青虫がすべて蝶になれるとは到底思えない。彼らは蛹になるために、同胞までをも食い尽くすだろう。
この争いを経て生き残る青虫は、いったい何匹だ?この蛹から生まれてくる蝶たちを、我々はそれでも「美しい」と呼べるのだろうか。もっとひどい想像をするのなら、、すべての蛹が羽化に失敗して、一匹も生き残らない未来だって有り得るんだ。」(引用)

1「魚舟・獣舟」、2「華竜の宮」、3「リリエンタールの末裔」、の3作品をこの順で読んでからがベスト。
1は出来れば。2は必須。3は読まずとも話はわかるけれど、一部損するというか感動具合が変わると思う。
涙を流しながらページを捲り読み進めることは、幸せなことに結構あるけれど、堪らずに本を閉じて慟哭したのは久しぶりだったように思える。
良い本を読んだ。
2と比べると、当然ながら同じ世界の話なので、もう知ってるという意味で、生物や技術文明等の世界感で魅せる割合が減ってます。
でも、それを補って有り余るドラマがあります。SFだけどSF要素じゃないとこで魅せるというか。
ああでも私が声を上げずにいられなかったところはSFだからこそか。
ネタバレんなるから書けないけど。
…誰か読んでる人いたら教えてよ語ろうぜ?←
地元の図書館にはリクエストかけて購入してもらいました。
1,2,3もちょっと離れた図書館にあるので、リクエストかければ取り寄せてくれます、興味あるなって方は是非。
…SF好きさんて、なんで少ないんだろう…(o_ _)o
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