淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

2013’12 後半 小説メモ
[No.1130] 2014-01-05 Sun 00:35
■2013’12前半 小説メモ■


・「悪いものが、来ませんように」 芦沢央 ☆4
子供にめぐまれず悶々とした日々を送る紗英、子育て中の奈津子。誰よりも気の合う二人を襲った事件とは…。心理サスペンス。

うっかり割と早い段階でこうなんじゃないか?と想定が出来てしまった。
でもそれでも、描写のディテールの巧さで読ませてくれるし、ぞくっときた。
怖くて気持ち悪くて、いいわー。
何が一番怖いって、このラストを著者がガチで救い的なものとして書いてるのか?てとこであろうよ。


・「阪急電車」 有川浩 ☆3.4
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。

可愛いわー。こそばゆいわー。ジタバタするわー。
あんまり可愛らしい綺麗な恋の始まりに、読んでるこっちが恥ずかしくなってしまうくらい。
Aが意図した行動をBがその意図そのままに肯定する発言する、といった登場人物何人も価値観ぴったり感にはさすがにどうなんだろうと思わないでもないけど、でもサラリと読むもんだしまぁいいかと思える。
よし、来年は恋をしよう!なんて気分になれたから感謝×2。


・「SOSの猿」 伊坂幸太郎 ☆3.1
ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空。

うーん…ちとついていけなかった、か。
孫悟空がね、伊坂さんだなぁって思うんだけど、思うんだけどね。困った。
ファンタジー的な割合の問題ってより、語り口の問題かな?
視点変わってるのに地の文で認識が通ってるっつー手法が嫌いなんだよね、たぶん。
つまりただの私の好みの問題?でも、やっぱ他の作品の方が面白いよ。
読んだ伊坂さんの作品の中では一番楽しめなかったかもしれん。



_____


さて、せっかくメモしているのだし、ちょっとまとめ的なことを。

感想メモ、2013年は40冊ちょい。
リスト見返してみて、一番心に引っかかってるなって本は「11 eleven」。
解釈を迷ってるからってのもあるけど、絶対もう一度読み返すと思う。

一番おススメ出来るのは「空飛ぶタイヤ」かな。
半沢の流行もあって、推薦する言葉に困らなくて良いし。

心に残った文章もあげてみる。
『二人で笑うと、安心する。シーツの端をひっぱって、寄っていたしわをぴんとのばしたような感じ。またきっとしわは寄るだろうけれど。ひとまずは、気持ちよくぴんと張ったシーツ。』(「光ってみえるもの、あれは」より)。
心の微妙な感覚を表現するのに、何て巧い視覚的比喩を使うのかと感動した。
ちなみにこれ、孫と祖母が会話してるシーンです。恋人じゃない家族の距離感。絶妙。
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コメント
遅くなりましたが、ことよろです。

凄い読んでますねえ。去年読んだ小説何個だろう。片手で数えられるくらい……(汗)。ああ、家に積ん読はあるのに。

伊坂さんと仙台でばったり会わないかなって三年くらい思ってるけど、実際そんなこと普通にないという。
(´・ω・`)
[No.1639] 2014-01-10 Fri 01:25 | URL | ちかみん #-[ 内容変更] | top↑
コメント有難うございますー!
ことよろです!

いえ、読まない時は全く読まないですから、トータルは少ないのですよ^^;
積ん読は切ないですね。
自由につかえる時間がもっとあれば良いんですがねぇ…!

ばったり、会っていたとして伊坂さんだと気づけるのかしらと言う疑問。
今ぐぐって、「こんな顔かへー」て思ったくらいなので、私だったら気づけない。
一番好きな作家さんでも絶対気づけない…のって勿体ないね、ちょっとぐぐって何人かは覚えることにする!←
まだチャンスはあるかもですよ…!
[No.1640] 2014-01-14 Tue 13:34 | URL | カラ #-[ 内容変更] | top↑
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