淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

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2013'12 前半 小説メモ
[No.1129] 2013-12-22 Sun 17:47
■2013’12前半 小説メモ■

評価目安
☆1 :読まない方が良いヨ。/ 不可。読んだ時間を返して欲しい
☆2 :敢えてオススメはしなかなぁ。/ 可。でも読まなくても良かったかも
☆3 :損はしないかと思うのでどうでしょう? / 良。普通に面白かった。
☆4 :読んで欲しい。 / 優。上手い!面白い!読んで良かった!
☆5 :お願い読んで!!! / 秀。本との出合いに感謝!読まないでいたら損だった


・「高砂 なくて七癖あって四十八癖」 宇江佐真理 ☆3.9
四人の子持ちで飲んだくれの畳職人、小普請組の武家に嫁いだ大工の娘、幼い頃から見世を支えた口入れ屋の若お内儀…倖せの感じ方は十人十色。懸命に生きる男と女の縁を描く、人情時代小説。

間違えて先に読んでもーたー!
「ほら吹き茂平」がシリーズ1作目で、これは2作目。
どうも恋愛小説や夫婦小説に引きがちな私ですが、これは好きだった。
言ってみれば、おせっかいな主人公があちこち夫婦に口を出すだけの話な訳だが、でもそのおせっかいが、他人事を自分の事のように怒り、何とかしなけりゃ!と動く人たちが何とも暖かくて良いのだ。
人情物の時代劇好きなら好きですよ、ってのは書くまでもないか。
硬さや難しさのない優しい文章なのでさらーっと読めます。


・「光」 道尾秀介 4.3
真っ赤に染まった小川の水。人魚伝説。洞窟の中、不意に襲いかかる怪異。ホタルを、大切な人にもう一度見せること。去っていく友人に、どうしても贈り物がしたかったこと。誰にも言っていない将来の夢と、決死の大冒険―。

面白かった。
ほんっと先生、子供の心理描写が鮮やかで巧いよなぁ。
ちょっと「向日葵の~」を思い出した。でも「向日葵の~」より断然明るい話。ていうかキラキラしてた。つまり光だった。
ミステリ的な要素より純文学的な要素の割合が多い感じ。
こういうのも好きだなぁ。


・「アリス殺し」 小林泰三 ☆3.7
複数の人間が夢で共有する〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と、現実世界で起きる不審死。ミステリ。

アリスが好きな人でないとわからない用語が多々あり。
好きな人ならセリフ回しその他で楽しめる。
ミステリ要素は、どうなのかな?気づく人は結構直ぐに気づくんでないか?


・「ダンサー」 柴田哲孝 1.4
嵐の夜、研究所から姿を消した謎の生命体、“ダンサー”。同じ頃、フラメンコの踊り子・志摩子は正体不明の男につきまとわれて…。ミステリ。

ミステリ?パニックかホラーちゃうん?
B級映画とかで観れば楽しめたかもしれんが、どうなんだこれ?
とりあえず女性よりは男性の方が楽しめる要素はあると思われ。
無駄に女の肌が出るし、分かり易い男のロマンと父と息子のロマンがあるし。


・「その暁のぬるさ」 鹿島田真希 2.1
「あの人」を失ったことを誰にも言えぬまま保育園で働く「わたし」。恋愛の美しい記憶を反芻し、袖をぬらしながらも、同僚の和紙の方と酒宴にむかい、保育士仲間での恋愛の自慢話や噂話に興じる。

後悔と悲しみに浸ってずっと凹んで悩んでたいけど上手くできないな残念って話。
それが味だとも思うが、‘和紙の方’とか、普通に名前を使わないことで生じる効果よりしつこさを感じてしまってちょっと疲れた。
あと思考の裏読みもしつこくて疲れた。偶に思いつくくらいならわかるけど、こんないちいち考えてる人っていんのかね?
めんどくさーい。


・「臨機巧緻のディープ・ブルー」 小川一水 ☆4.1
宇宙艦隊が地球外の生物について探索・調査している時代。宇宙調査艦隊に参加した新米カメラマンのタビトは、人類未踏の惑星で人魚のような少女と出会う。SF。

先生の作品の中ではかなりイメージし易い分かり易い異星人。
ストーリーもファースト・コンタクトものとしてすっきりまとまった感じ。
であるから少々物足りないなぁ、なんて。
主人公が参加する理由となった‘知りたい’ということについてもっと拘っても良かったような気がする。
いや面白かったんだけど。一気読みしたんだけど。


・「空飛ぶタイヤ」 池井戸潤 ☆4.7
トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。
現実にあった三菱のリコール隠しを題材にした小説。

面 白 か っ た !
夜に読み始めたせいで、朝の4時までかけて一気読み。なのに全く眠気を感じなかった。
現実の事件で、リコール隠しとして報道されたニュースに関しては多少覚えていても、それは加害者の三菱と一つの事故においての直接の被害者の母子についてのことくらいであって、そのトラックの運転手や会社がどういう境遇となっていたのかというのは全然認識の外だったので、話がまず事故が起こったところから始まるというのが、当たり前のことなのに衝撃だった。
手に汗握り主人公の運送会社の社長を応援して、読み終えてから事件についてぐぐって経過を調べた。
ドラマ「半沢直樹」の原作でなくこっちを読んだのはまぁ私が天邪鬼だからですが、めっちゃ面白いので、是非!
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コメント
参考になります♪
わー、小説メモの連続投稿ありがとうございます。
池井戸さんの本、読もうかな。
マイミクさんに、三菱関係者いるのですよ。しかも、お一人はこのリコールの件で、お父様を過労死で亡くされているので、どんな視点で書いたかが気になります。
半沢、ドラマは最高に面白かったよ。原作も読もうと思ってるくらいハマったよ。でも、オススメのこっちを先に読みたい(天の邪鬼なのでw)
[No.1637] 2013-12-23 Mon 09:20 | URL | Naomi #-[ 内容変更] | top↑
コメント有難うございます。
感想書き散らしてるだけですが、読書欲を刺激出来たなら何よりです。
「空飛ぶタイヤ」、ノンフィクションという訳ではないですが、三菱の関係者さんがお知り合いにいるのでは複雑かもしれませんね。
「下町ロケット」もとても評判が良いので、そちらでも良いかもしれませんよ。
…半沢は、話題になったが故に微妙にストーリーとか知っちゃってて、そうすると知らない話の方が楽しめるかな、なんて思いまして;
でもきっと最終的にはちゃんと読みます、きっとw
[No.1638] 2013-12-24 Tue 12:34 | URL | カラ #BxQFZbuQ[ 内容変更] | top↑
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