淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

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2012’1 小説メモ
[No.1050] 2012-02-13 Mon 13:48
■2012’1小説 メモ■

※読んだ月ってだけです、出版月ではありません。
__


オススメ度 / 好みを多分に含む私的評価

☆1 :読まない方が良いヨ。/ 不可。読んだ時間を返して欲しい
☆2 :敢えてオススメはしなかなぁ。/ 可。でも読まなくても良かったかも
☆3 :損はしないかと思うのでどうでしょう? / 良。普通に面白かった。
☆4 :読んで欲しいなぁ。 / 優。上手い!面白い!読んで良かった!
☆5 :お願い読んで!!! / 秀。本との出合いに感謝!読まないでいたら損だった

※ あくまで私的なオススメ度ですので、ご承知下さいませ。
  あと中間とか、相対的にとか、気分とか、小数で上下させます。

__

・「不愉快な本の続編」 絲山秋子 ☆2.8/4.3
女と暮らす東京を逃げ出した乾。新潟で人を好きになり、富山のジャコメッティと邂逅し、そして故郷・呉から見上げる、永遠の太陽―。

何故新年1冊目をコレにしたのか自分!?とちょっと頭を抱えた。
否別に悪い本じゃないんだけど、もっとこう明るくて爽やかな…うー、
えっと、微妙にインテリ気どってちょい神経質で自分に甘く世渡りが下手故に小器用になった、非常に解り易い例を挙げるならば人間失格の主人公のような、リアルに考えると腹立たしいことこの上ない単なるヒモ男だというのに一部の人間を魅了してやまない性質の男の話が好きな、つまりそういう一部の人≒私の同類よ、この本を読むよろし!
ぐったり不愉快に楽しめます。


・「昼咲月見草」 野中柊 ☆2.3/2.0
女同士の友情と連帯、せつない恋、禍々しい関係、淡い想い、忘れられない痛み。植物にちなんだ短編集。

共感系の淡々と抑揚のない話なので単に相性の問題だと思うが、私には毒にも薬にもならんかった。
読んで一週間経った今、内容ほぼ忘れてる。
かろうじてぼんやりと夜の中庭のハーブ園の情景があったなぁということくらいで…
ん?タイトル的に狙いは視覚描写の方メインか?ならいいか。


・「スーサ」 あさのあつこ ☆2.7/2.2
夢見がちで、「フシギちゃん」と呼ばれている歩美の友人は智香だけだった。事故で急逝した智香に一目会いたいと願う歩美。かつて智香の祖母が語った、この世のあらゆるものを売り買いするという幻の商人”スーサ”に依頼し…。

中学生向けファンタジー、としてもちと緩い気が。
導入の話路線でスーサ視点で1冊まるっと書いて欲しかったかも。


・「ぼくは落ち着きがない」 長嶋有 ☆3.4/3.6
中学校、図書部員の日常。

私は過去、図書委員系を一度としてやったことがないのだが、それでも不思議と‘懐かしい'という想いが湧いた。
部活だったり委員という場で、バリバリというよりはほどほどに緩く過ごした人向け。
且つ、クラスではどうにも浮いていた、馴染めなかった、そもそも合わせようとも思わなかった、等々、微妙に過ごしていたなぁと苦く笑いつつ当時を思い出すような人向け。
ほろ苦く思い出に浸りたい時にどうぞ。


・「天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河」 小川一水 ☆4.5/4.8
西暦2349年、小惑星パラス。地下の野菜農場を営む40代の農夫タック・ヴァンディは、調子の悪い環境制御装置、星間生鮮食品チェーンの進出、そして反抗期を迎えた一人娘ザリーカの扱いに思い悩む日々だった。そんな日常は、地球から来た学者アニーとの出会いで微妙に変化していくが―。
その6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海底に繁茂する原始サンゴ虫の中で、ふと何かの自我が覚醒した―。

きたぁああああああ!!!!と、心の中で叫びながら読んだ。
新刊がって意味以上に、5巻は先生の十八番といっていいだろう、‘創造’の物語だったので。
もうもう、ダダー史に大興奮!
先生のファンでこのシリーズ様子見してる人、まだいたら直ぐ読んで!もー読んで!
そして、4巻までと大分繋がってきたので、何となく大枠がようやくぼんやり浮かんできたかなと。
先生次を…!次の巻お願いします先生ーっ!!!(拝)


・「草祭」 恒川光太郎 ☆4.5/4.6
団地の奥から用水路をたどると、そこは見たこともない野原だった。
消えたクラスメイトを探す雄也、衝撃的な過去から逃げる加奈江…「美奥」の町のどこかでは、異界への扉がひっそりと開く…。

‘あちらがわ’の世界やその境界線上に心惹かれて仕方のない貴方へ。
恒川先生、世界観の構築に関しては極上の域にいると思う。
何て自然に、直ぐ隣にあるように、それでいて遠いように、絶妙な加減であちらがわを描くのだろう。
今のところ「風の古道」が一番好きなので、それを越える話(クオリティというより好みの問題かもだけど)を心待ちにしつつ、新作を追いかけたい。


・「ミュージック・ブレス・ユー!」 津村紀久子 ☆4.3/4.7
「音楽について考えることは、自分の人生について考えることよりずっと大事」な高校三年生のアザミの1年間は、焦燥感と疾走感にみちあふれた、至極まっとうにかけがえのない日々…。

これ女性に薦めたい!オススメしたい!読んで欲しい!凄くすごく読んで欲しい!
でもストーリーでって訳じゃないから微妙にオススメし難い!誰に薦めれば良いんだ?!くあーっ!!!(悩)
何が良いって凄いと思うって、すんごい鮮やかに感覚が高校生時代に戻るんです。
懐かしいなぁとか、ああこんな感じだったなぁとか、そんなんすっとばして一気に当時の自分。
今までに読んだ先生の本はどれもディテールが素晴らしく、それ故に主人公の年齢≒ベスト読み手年齢、であることに疑いを持っていなかったのだけど、この作品に関しては是非高校生ではなくて成人した女性に、高校時代が思い出になっている社会人に読んで欲しい。
賭けてもいい。いくつか描写されているアザミが感じた怒りと同質の怒りを、学生時代に全く一度も感じなかった女性はいない筈。
知識も経験も少ないが故の思春期の過敏で痛々しい、でも愛おしい、今となっては何て貴重だったんだろうと感動すら覚える感受性が、本当に本当に貴重だったのだと、だから何って言われりゃ困るんだけど、どうにも巧く説明が出来ないんだけど、今現在との差異をと感じると共に、涙が溢れて仕様がなかった。


・「真夜中の神話」 真保裕一 ☆3.4/3.3
発端は航空機の墜落事故だった。その直後に、胸を刺し抜かれた首なし死体がチャイナタウンで発見される。アニマル・セラピーの研究者である晃子は、墜落現場から奇跡の生還を遂げ、自ら事件の渦中に突き進んでいく…。

いかん、うっかり時間が経ってしまった。感想が;
普通に面白かったです。
主人公女性だけど、内面も地の文も価値観が男性好み。30代以上の男性がベストかと。


・「カフェ・コッペリア」 菅浩江 ☆3.6/4.1
人間とAIの混合スタッフが、おいしい珈琲とともに恋愛相談に乗ってくれるカフェ。客のひとりが恋してしまったのは果たしてAIだったのか?
すこし未来の人間模様を綴る、七篇収録の作品集。

近未来を舞台としているけれど、メインはSF部分ではなく、ストーリーにも派手さがないので、寧ろ日常ファンタジーや現代物の短編好きさんに向いてるかと思われ。
とりあえず、予備知識なしに図書館で見つけて読んだ私にはお得感があった。こーゆーの好き。
てかリラランラビラン、いればいいのに!欲しいー!
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コメント
参考にします♪
大好きだった作家の新刊が外れたので、
オススメの作品を読もうと思います。

そーだな、口直し?!www
[No.1511] 2012-02-13 Mon 19:28 | URL | Naomi #-[ 内容変更] | top↑
脱線人生
先輩がすすめていた「獣舟」を読んでみようと思ったら何故か
同じ作者の『リリエンタールの末裔』が気になって買ってしまいました←
空がテーマだと思わず購入してしまう病にかかっています\(^o^)/
終わったらちゃんとオススメの本を読んでみたいと思いますw
そのお話の姉妹ストーリーらしいのですが、先輩は読みましたか?
[No.1512] 2012-02-13 Mon 22:26 | URL | ABE #-[ 内容変更] | top↑
どうぞどうぞ!
>Naomiさん
期待してた分、外れは悲しいですね;
誰かしら、ちょっと気になります←

どうぞー、お口に合えば嬉しいです!

と、そうだ、今月で書いて載せますが、「真夜中のパン屋さん」続編出ましたよ!w
[No.1513] 2012-02-14 Tue 12:25 | URL | カラ #BxQFZbuQ[ 内容変更] | top↑
寄り道とは人生の最高の娯楽
とかいう素敵な一文があったような…

>ABEちゃん
うっふっふー私まだなのー「リリエンタールの末裔」これからなのー
今月UPするけど、「魚舟・獣舟」の世界観で書かれた長編の「華竜の宮」を先に読んでねー、とても面白かったから、時間ちょっとおいて来月あたりかな?読もうと思って、にやにやしてるんだー←
読んだら電話していいかな?←

空がテーマ…森先生やサンテグ・ジュペリはもう絶対読んでるだろうし…悔しいなぁ、今ちょっと思い浮かばない。
面白いのあったら、私にも教えて下さいなー♪
[No.1514] 2012-02-14 Tue 12:40 | URL | カラ #BxQFZbuQ[ 内容変更] | top↑
ぬ~~ん
やはり、「獣舟」「華竜の宮」と順番に読んでいった方が面白いでしょうか…悩みまする…
もちろん電話はいつでもどうぞです☆←
長くなるならばSkypeの方も用意してございます(`・ω・́)ゝ

おお、王子様とスカイクロラは読んだことありますが
その他の作品は、両作者ともあまり読んだことないです!
他にもオススメ本を書いてるのでしょうか(゚∀゚)!

空買いで良かったのは…うーんと…
有川さんの「空の中」とか…?
あ、桜庭一樹さんが有名になった時に何故かまた脱線して買った
「ブルースカイ」というのも中々オススメと思います!
竜と飛行機のスピード勝負を描いた虚淵玄さんの「アイゼンフリューゲル」なんかも、
ちょっと変わってて面白かったですよ\(^o^)/
[No.1517] 2012-02-14 Tue 19:15 | URL | ABE #-[ 内容変更] | top↑
地味に
サンテグジュペリの「夜間飛行」が好きでしてねー。
ちょっと素敵なんですよー。

「魚舟・獣舟」と「華竜の宮」は、逆にしたら前者が楽しめないかもです。
友達の言葉を借りるなら、‘映画の予告編と本編’的な感じでして。
でも「リリエンタールの末裔」はまだ読んでいないので何とも…ぬーーーん。

おおう、有川先生の「空の中」読んでなかったです、今度読みます!
他も調べてみますね、オススメありがとうございますw
[No.1518] 2012-02-15 Wed 12:49 | URL | カラ #BxQFZbuQ[ 内容変更] | top↑
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