淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

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2011’12小説メモ
[No.1047] 2012-01-26 Thu 14:36
■2011’12小説 メモ■

※読んだ月ってだけです、出版月ではありません。
__


オススメ度 / (好みを自重しない私的評価)

☆1 :読まない方が良いヨ。(不可。読んだ時間を返して欲しい)
☆2 :敢えてオススメはしないかなぁ。(可。でも読まなくても良かったかも)
☆3 :普通。損はしない、かと。(良。普通に面白かった。)
☆4 :読んでみません?(優。上手い!面白い!読んで良かった!)
☆5 :お願い読んで!!!(秀。本との出合いに感謝!読まないでいたら損だった)

※ あくまで私的なオススメ度ですので、ご承知下さいませ。
  あと中間とか、相対的にとか、気分とか、小数で上下させます。

__

・「異星人の郷 上」 マイクル・フリン 訳:嶋田洋一
・「異星人の郷 下」         〃 
           ☆4.1/4.7
14世紀のある夏の夜、ドイツの小村で異変が襲った。突然小屋が吹き飛び火事が起きたのだ。
探索に出た神父と村人たちは森で、灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体を持つ、異形の者たちと出会う…。
中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。 SF。

表紙絵の異形に一目惚れして手にとった自分を褒めたい。
凄く×2!面白かった。そしてその分、悲しかった。
舞台が中世で主人公が神父のSF、なんて設定だけでもう胸が高鳴るってなものですが、異形の彼等を、キリスト教と自然科学とが混ざった観点から理解しようとする、表現しようとする、その思考が本っ当に!面白い。
だって‘宇宙人’て言葉がまず、存在しないんだぜ…?!
文献から当時の様子を研究する現代パートと中世パートが交互になっているのだけど、中世パートの彼等に夢中になり涙しました。
大先生の作品なので、SF好きな人はおそらくもう読んでるでしょうが、もしうっかり読み忘れてたら是非、読んでください。
…キリスト教徒ではないが故に感じられた面白さってものがあっただろうという確信があるけれど、でも同時に、キリスト教徒だったならば味わえただろう感動があったことも確信してる。
それだけは残念だと思う、なんて言ったら我儘かしら。


・「ゆんでめて」 畠中恵 ☆3.0/2.8
しゃばけシリーズ第9段。

このシリーズは、軽さと緩さが良い所だと思ってる、のだけれど、今回は少々…温過ぎる気が。
全キャラ出そうと無理してるのではあるまいか。


・「カササギたちの四季」 道尾秀介 ☆4.0/3.8
リサイクルショップ・カササギは、店員二人の小さな店。店長の華沙々木は謎めいた事件に商売そっちのけで首をつっこむし、副店長の日暮はガラクタを高く買い取らされてばかり。でも、この店には、少しの秘密がある…。

安定してるなぁ。例によって例の如く、テンポ良く読めて面白い。
先生の作品の中では、かなり明るめ且つ軽めでコミカルなので、そういう方が好みな人や、まだ先生の作品を読んだことない人には入り易いのではないかと。
逆に、先生の作品はもちょっと暗めで重めの物の方が好みだ!てな私と近い嗜好の人間だと、おそらく少し物足りない。
何か、主人公の動機が弱い気がするのよね…。


・「タイニー・タイニー・ハッピー」 飛鳥井千砂 ☆4.5(4.3)
東京郊外の大型ショッピングセンター、略して「タニハピ」。
今日も「タニハピ」のどこかで交錯する人間模様。8人の男女の連作恋愛ストーリー。 

友達に紹介&貸してもらいました、特に1話が好きでした!有難うございました!!!
ラノベに近いくらいのさっくり軽い一人称の文章に、どれも読後感が優しい話で、
どっぷり浸かって一気読み、というよりは昼休みや寝る前に1話づつ読むのにオススメしたい感じ。
ちょっと疲れた時、気分がささくれた時、元気とやる気を貰えます。
登場人物にきっちり別人格を持たせて書き分けようという作者の誠心が伺え、それが‘極々ありふれた日常の恋愛系小説’を一歩越える力を生んだような印象を受けました(偉そうですみません)。
視覚描写がだいぶ少ないから難しいとは思うけれど、映画化したら人気出そう。12月公開で。
広く20代後半から30代の働いている女性で、更に絞るならNHKが好きな人向けかな。


・「新世界より 上」 貴志祐介
・「新世界より 下」   〃 
   ☆4.2(4.7)
1000年後の日本。
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。
一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた…。
第29回SF日本大賞受賞

友達にオススメして貰って図書館で検索、上下巻並んだ厚い背表紙を発見して、「よしこれで年越しだ!」何て思ったのに、勢いのあるストーリーに引き込まれ、気づけば大晦日中に読み終えてしまった。
凄く凄く!面白かった!ドキハラワク興奮した!
主人公が子供時代を振り返り書くという形で書いてあり、’この時にもし…’的な前振りがちょっとしつこいかな、てことだけ気になったけど、でも他は無問題、というか本当、勢いが素晴らしいので是非…
や、現代物しか読まない人だと想像が辛いかな、SF好きさんでも考証好きなタイプだと細かいトコ気になるかもだし。
うーん、確実層はピンポイントで長編ファンタジー好きさんだけなのか。
本っ当、面白かったんだけどなぁ…厚い本を人に薦めるのって勇気がいりますね、改めて、私に薦めてくれて有難うございました!
読み始めたならば、細かいこと気にせず、台風にさらわれるように翻弄され勢いに乗り、ガンガン読み進めて欲しいです。
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