淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

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はーるアニメ観る予定
[No.1177] 2015-04-17 Fri 19:40
の、前に終了分の感想。

・アルドノア
ど う し て こ う な っ た … ! ?
正直、後半途中からがっかりな方向へ突っ走ってくから観るの辛くて放置してた。
春のアニメ録画する容量の為にようやく観て消した。
ひっどいわー(o_ _)o
ストーリー展開も結末も意味がわからない。
何の為の主人公2人だったの?

スレインをガチで火星の未来考えて動くポジにしてくんだったら面白かっただろうに。
ていうか、そういう方向にしようとしたんじゃないの?2期頭あたりは完全にそっちだと思って期待してた。
ザーツさんとの会話で広い視野と、何の為に動くのか、という問いを貰ったんじゃないの?
でハークライトに慕われる様子から、描写はなかったものの、スレインは火星の未来に彼なりの展望と計画を持って行動するようになったんだなー良かったなー、なんて思ったのにー。
そんで姫への想いが勝って殺しはしたけどザーツさんを「父」と呼んだことで、火星側にしっかり立つのだと、帰属する場所を定めたんだと思ったのにー。
「力」のために権力求めるって、つまらないにも程がある悪役にしちゃって…何だそーりゃよーぅ。
途中の展開もだけど、最終回が輪をかけて意味不明で驚いた。
止めた部下がついてくるって鉄板シーンに説得力なくて寧ろ引いたし。
周りの態度でキャラを魅力的にみせようって方法だけじゃ効果ないだろ。
部下がついていきたいと思えるような行動をとってるとこをこそ描写してくれよ。
そして何より何で暗殺未遂被せされてるの…本当どうしてこうなった。
何がしたかったんだ…orz

__


さて、切り替えて観る予定+α。
今期は多い。

・攻殻ARISE~
真綾さんの少佐も大好き…!

・アルスラーン
原作最初の方しか読んでないから楽しみ。
二次読めなくても楽しみ。

・うたプリ3期
何っか1話からシャラシャラキラキラ音が!
ハルちゃんの移動ラインどうなってるんだろう。
あーセシル可愛い。

・シドニア 2期
触手系ヒロインが一般的に受け入れて貰えるのかドキドキするー。

・Fate/stay night UBW
ギル様!

・Gレコ
BSで観てるのでまだ15話。
ネタバレ怖いから検索できないし人の感想が読めない。
説明不足は感じるけど、キャラが生きてる感が観てて楽しい。面白い。
クリムさんの魅力が増していく。どうしよう。

・終わりのセラフ
何となく録画したから観てみようかなと。
でも今期多いから微妙なら切る。

__


こないだ車検の代車にマニュアル車が来たんだけど、運転の仕方全っ然覚えてなくてしょんぼりした。
何とか動かせたけどー、どー!
入れたギアの位置が分かり難いレバーは勘弁して欲しい。
というかオートマ車の代車にマニュアル車持ってくるのマジ勘弁して欲しい。
怖いぜよ。
たぶん私より、その周りを走ってる車が。
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2015’3月 小説
[No.1176] 2015-04-02 Thu 01:41
翻訳作品に偏った、らば、3月だというのに、今年一番本に恵まれた月を過ごしてしまったかもしれない。
クリティカルヒットが2冊も。幸せ…!
ただ、書き言葉のみならず話し言葉にまで読んでいる小説の影響を受けてしまう人間なので、会話の文法が妙になってたり単語のチョイスがおかしくなってたりしないかと、最近とても不安。変なこと言ってたら突っ込んでやって下さいお願いします(゚ー゚;Aアセアセ

※☆は迷走中です。後から変更するかもしれません。

__

「解錠師」 スティーヴ・ハミルトン 翻訳:越前俊弥 ☆4.3
八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。だが彼には、才能があった。

面白かった。読みごたえがあった。満足した!
ミステリというよりは青春&ハードボイルドもの。でも何よりも魅力的なのは解錠シーン。
学生か、20代前半あたりまでの若い人の方がより楽しめると思われ。


「停電の夜に」 ジュンパ・ラヒリ 翻訳:小川高義 ☆5
ロウソクの灯されたキッチンで、停電の夜ごと、秘密を打ち明けあう夫婦。
故国に残した7人の娘を案ずる植物学者をとおして、はるかに遠い人を思う気持ちを知った少女。他。
ボストンとカルカッタ、海を隔てた二都を舞台とした日常のドラマを描き出す9編収録、短編集。

素晴らしい。
人の心と心の距離を、間に走った亀裂を、それから逸らした目の揺らぎを、ここまで細やか且つ鮮やかに描写した本を、私は今まで読んだことがあっただろうか。
一番好きだったのは、ラスト収録の「三度目の最後の大陸」。
どの話でも主題が共通しているからなのか、読み終わった時、他の話まで全てを含めた長編を読んだような気持になった。
この本を読めて良かった。
夫婦という素材が多いので、新婚ラブラブではない既婚者に特に…って、独身の私が言っても説得力ないか。
エンタテイメントのようにオススメし易くはないけれど、オススメしたいと思える作品です。


「オリーヴ・キタリッジの生活」 エリザベス・ストラウト 翻訳:小川高義 ☆3.4
アメリカ北東部にある小さな港町クロズビー。一見何も起こらない町の暮らしだが、人々の心にはまれに嵐も吹き荒れて、いつまでも癒えない傷痕を残していく…。連作短編集。

ヘンリーが、ちょっとうちのお父さんに似てる気がしてな…。
だから、という訳じゃないけど、オリーヴの視点に重なりきれなかったのが敗因というか、うん、相性があまり良くなかった。
10年以上経ってから読めば、違うもう少し良い感想を持てるかもしれない。


「龍神の雨」 道尾秀介 ☆4.3
蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。

面白かった!
途中、展開に少し読むのが辛くなったけど、いや道尾先生だからきっと最後光が差す筈…!て耐えて読んだ。
止めなくて良かった。
ミステリのネタバレしないよう内容については書かない。
ストーリーと別に、巧いなぁって思ったのは、兄弟で会話してるシーンで、兄がとあるサイズを「60m」と言ったのを聞いた弟が、頭の中で「50m走をした後に更に10m走る」距離だと想像して「あたりまえか」と付け加えるところ。
50m走が身近な弟の年齢に、具体例を考える真面目な性格、兄を慕い話についていこうと背伸びせずにはいられない、と同時にそういう自分を自覚しているが故の恥ずかしさへの誤魔化しと、たったの一文で人物像がきっちり出来上がる。凄い。


「天冥の標Ⅵ 宿怨PART3」 小川一水 
西暦2502年、異星人カルミアンの強大なテクノロジーにより、《救世群(プラクティス)》は全同胞の硬殻化を実施、ついに人類に対して宣戦を布告した。

「心底殺したいと思いながら、他のことをするべく悪あがきするのが、人間だと思います」(本文抜粋)
ってとこ読んでテンション上がった。ああもう、これだから先生の作品は…!好き!
シリーズ途中だし、先にハーブC読んじゃって終わり方は知ってるしで、☆はなし。


「卵をめぐる祖父の戦争」 ディヴィット・ベニオフ 翻訳:田口俊樹 ☆4.4
ナチスドイツ包囲下、飢餓にあえぐレニングラードで、青年たちは「卵」の調達を命じられた。
歴史エンタテイメント。

ん?映画化…してない、のか?映画の小説化?…でもないのか。ググってしまった。
人物や情景が映像として映えることを重視した描写、抑揚過多に耳から入ってこそ笑えるだろうセリフ回し、解り易くメリハリを利かせた山場、を繋ぐ移動シーンのショートカット具合と、小説という形をしているけれど、構成がとっても映画。
で、検索して知ったのだけど、著者が脚本家でもあるんですね。納得。
頑固に小説として読もうとすると少しだれる、けどクライマックスの引き込みが半端なくて、それでも楽しめる。
あー面白かった!
…ただ、自分がロシア文学詳しくなくて、教養がなくて、それで勿体ないことしたなぁってのは結構思った。
主人公と行動を共にする男が――この男はこの本の面白さのかなりの割合を担っているのだけど――口を開くと大体クソかファックか文学の話を始めるんです。
だから、ロシア文学がわからないと彼がクソとファックだけの男になってしま…じゃなくて、もっとわかれば小さな楽しみも重なっていったんだろうなぁ、って。
海外の名作といわれる作品は、読んでおくべきなのだろうなぁ…。


「冬の犬」 アリステア・マクラウド 翻訳:中野恵津子 ☆4.9
スコットランド高地の移民が多く住む、カナダ東端の厳寒の島ケープ・ブレトン。
役立たずで力持の金茶色の犬と少年の、猛吹雪の午後の苦い秘密を描く表題作。
孤島の灯台を黙々と守る一人の女の生涯…「島」
白頭鷲の巣近くに住む「ゲール語民謡最後の歌手」の物語…「完璧なる調和」
人生の美しさと哀しみに満ちた8篇収録、短編集。

美しかった。
堪らなく美しかった。
著者の全短編集「Island」の前半を収録したのが「灰色の輝ける贈り物」という本で、こちらは後半ということです。
書かれた順で読みたかった気もするけど、読んでしまったものは仕方ない。前半も読みます。
特に好きだったのは、上に挙げた3編と、最初に収録されている完璧といっていいだろう「すべてのものに季節がある」。
読んでいる間、生活の雑音も声も、全てが耳に届かなくなった。
「島」では、何が起こったのか、自分がどう感じたのか頭が理解するより前に涙が零れて、茫然となった。
息を潜めてページをめくり、読書の喜びを貪るように味わうことが出来た。
こういう本に出会えるから、私は本を読んでいるのだと思う。


「その名にちなんで」 ジュンパ・ラヒリ 翻訳:小川高義 ☆4.3
「ゴーゴリ」と名づけられた少年。言葉にしがたい思いがこめられたその名を、やがて彼は恥じるようになる…。

悩ましい。
視点が固定されておらず、何人かに移る形で進むのだけど、どの視点も平等の細やかさで描写されている為、全員が主人公になっていて、その公平さが互いの間を鮮明に描き出し、そこが一番素晴らしいところだと思うのだけど、同時に何だ、こう…全フレーズがサビの歌?のような、ハリしかないが故に平坦に感じられてしまうに近い勿体ない感が、…いや、視点絞ったメリハリきかせたエンタテイメントになっちゃったら悲鳴上げる気がするや、いいや!
映画化されてるので、レンタルで観ようと思う。サリーや料理の色彩にも期待。


「朗読者」 ベルンハルト・シュリンク 翻訳:小川高義 ☆3.5
15歳のミヒャエルが体験した初めての切ない恋。けれども21歳年上のハンナは、突然失踪してしまう。彼女が隠していた忌まわしい秘密とは…。

テーマがテーマだから色々と考えさせられる。それは非常に良いと思う。
でも文章が、翻訳だから?じゃないな、昔を思い出しながら語っている、というスタンスでありながら後からの解釈や哲学を混ぜながら綴られているので、とても読み難く、入り込み難い。
そして多分にマッチョな話なので、その…男性や年配の方の方が感動するのではなかろうか。


「メモリー・ウォール」 アンソニー・ドーア 翻訳: 岩本正恵 ☆3.6
記憶を自由に保存・再生できる装置を手に入れた認知症の老女を描いた表題作。
ダムに沈む中国の村の人々。赴任先の朝鮮半島で傷ついた鶴に出会う米兵、他。
「記憶」をめぐる6つの物語。短編集。

国、年代、主人公の年齢等、作品全部が見事にバラッバラ別物。わぁお。
…それぞれ良い作品だと思うのに、何だろうなぁ、何か…物足りないような。
何だろう、読ませるテンポ?パワー?読後感?
ちょっと今月、短編は目が肥えちゃってハードルが凄い上がってるのかも。


「火星の人」 アンディ・ウィアー 翻訳:小野田和子 ☆4.5
有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!?

ハードSFなんだけど文章が軽く柔らかくユーモア溢れたエンタテイメント作品というレア物。
というか、無造作なエンタテイメントにガチなSF知識を混ぜたらうっかりナイスなバランスになっちゃった!て感じ。
だから凄くSFが好き!な人である必要がない。にわかファン未満でいい。広くオススメできそう。
でも敢えて挙げるなら、映画の「アポロ13」に興奮した人なら夢中になって読めます。保証します。
そういう私は夜読み始めて中断できずに徹夜するはめになって後悔はしてないけど深く反省中。何度目だ学習しろ馬鹿!クソ眠い!でも面白かった!時間ある時に読んだ方がいいぜ!
ちなみに、既に映画化が決まっていて、今年の11月に公開予定。
…どうなるかしら。基本火星で一人だし、絵はかなり地味になるような気がするのだけど…。


「パリ左岸のピアノ工房」 T.E. カーハート 翻訳: 村松潔 ☆4.4
記憶の庭から甦る、あの音。鍵盤の感触。どこでピアノのことを忘れてしまったのだろう?
パリの職人に導かれ、音楽の歓びを取り戻したアメリカ人著者によるノンフィクション。

この本を読むべき対象に対し、非常に分かり易く自らをアピールしてくれる題名であることに感謝と拍手を送りたい。
ストレートに、この題名に目を留めるような、ピアノを愛している人や、愛していた記憶のある人向け。
文章は極普通なので、そうでなければ全くオススメはしません、が、そうであるならば是非。
とても素敵な体験が出来るかもしれません。
私は数日かけて夜にちょいちょい読んだのだけど、2日目にはもう何年も出してなかったピアノ曲集を引っ張り出してBGMにしました。
ピアノへの愛が膨らみます。


「旅の終わりの音楽」 エリック・フォスネス・ハンセン  翻訳:村松潔☆3.8
1912年4月10日、豪華客船タイタニック号は、英サウサンプトン港から処女航海に出発。
船の楽士たちは、この航海のためにヨーロッパ7カ国から集まった。

タイタニック号の楽士という設定を使っているけど、メインは彼等のそれまでの人生描写。
長編というよりは連作短編のような読み心地。
基本幼き日から若かりし日の描写が厚いから、20代くらいまでの若向けかなぁと思ったりも。
ジェイソンと父親のシーンが、どこもキラキラ綺麗で素敵だった。


「灰色の輝ける贈り物」 アリステア・マクラウド 翻訳;中野恵津子 ☆4.6
生粋の漁師ながら自室で本を読みふける父親…「船」
一人で七人の子を育てあげた誇り高い祖母と死期を悟った孫…「ランキンズ岬への道」、他。
全短編集「Island」の前半8篇収録。

後半を収録した「冬の犬」と比べると、物語<私小説の色が濃い。
最も、著者の経歴を読んだ為にそう感じるのかもしれないが。
私的には上に挙げた2篇と、「秋に」という、馬を売る話が特に印象深かった。
…読み終えた翌日にこれを書いているのだけど、まだ余韻が引かない。
それどころか今になってさえ、胸に痛みとも熱ともつかないものが浮上してくる。
この感覚を、言葉にするのが難しい。
親が子を育てること。願うこと。親を見ながら育つこと。気づくこと。生きること。
たぶん、何度も読み返すだろう。良い本を読んだ。
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