淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

スポンサーサイト
[No.] -------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
2014’6月 小説
[No.1154] 2014-06-30 Mon 22:36
今年の夏は食欲が落ちないなぁ…てか寧ろ旺盛…やぁっばいなぁ…。



『忘れられたワルツ』 絲山秋子
「恋愛雑用論」「強震モニタ走馬燈」「葬式とオーロラ」「NR」
「ニイタカヤマノボレ」「忘れられたワルツ」「神と増田喜十郎」
の7編収録。
戻れない場所までは、ほんの一歩にすぎない。あの日から変わってしまった世界が、つねにすでにここにあるのだから。

伊坂幸太郎先生が帯に「今年一冊しか読めないのならば、この本を読めばいいような気がします。」なんぞと空恐ろしいこと書いてたので気になって読んだ。
まぁ絲山先生は合うものはとても合うから、時間空いても読んだとは思うけど。
結果、帯文に同意はしかねるけど、早めに読んで良かった。
あの日、についは明確に言及されていないけれど、震災の日。
胸がしんみりざわついて、後を引きます。


『道化師の蝶』 円城塔
第146回芥川賞受賞作。
SF、前衛、ユーモア、諧謔…すべての要素を持ちつつ、常に新しい文章の可能性を追いかけ続ける著者の新たな地平。

疲れた。
正直感想はこれに尽きる。
あのね、こういう系統の文体は本来私は好きなんだよ。凄く大好きな筈なんだよ。
その証拠にかなり夢中になって読んだ。酩酊もした。そこは間違いない。
でもね、疲れたんだわ。
読み終わるまでの疲労感が満足感を消す勢いで上回っちゃったんだわ。
だから考えて私は一つの結論に達した。
文体だけ好みでも、ストーリーに魅力を感じられんことには楽しめない。面白くない。
以前堀江敏幸先生の文体がクリティカルヒットだとか書いた際に、ストーリーがどんなでも文体だけで楽しめる的なこと書いちゃったような覚えがあるけど、それは間違いだ。訂正する。
文体の面白さ=本の面白さにはならない。


『回送電車』 堀江敏幸
散文集。

読むのに1年以上かかっていると書いたばかりだけれど、書いたことによって一念発起、読み方を改めて読破した。
メモ帳とペンを片手に、感嘆や笑いを声に出せない、勿論朗読など以ての外である職場の昼休み等を使って読みました。
兎にも角にも、知らない言葉や引用された作品や物品等が気になる毎に読み止めてしまうからいけないのだ。
英語の長文を読んでいる時と同じで、とりあえず気になった言葉は全てメモして、前後の文章から想像してとにかく一度読み切るべし。一遍は3ページ程なのだからして何ら問題はない。
その後、夜に家のPCで思う存分ググって、なるほど納得と気が済んでから(済まずに購入にまで至った作品もあるが)、もう一度頭から読めば良い。
気に入った文節も、逐一抜き書きしていては一向に進まないので、ページ数をメモしてやはり夜にPCに向かうようにした…のだけど、こちらは本当に量が多いから、本を買ってから付箋をごっそり貼っても良いような気がしてきた。小説と違って、どこがどうと説明し難いこの本に関しては、おそらく人に貸すこともあるまいし。ああでも読み返す時邪魔になるか…いや2冊買ってもいいか。
より大きな問題は、一遍3ページを読み終わる度に読み応え抜群故に満足して閉じてしまいたくなる、というのものだが、これも先の方法をとったことで解決された。
調べなければ理解が不十分なのだからして、とりあえず読みは先へ先へと進んだ方が、夜の楽しみが増えるからだ。
とまぁ、読書ってより勉強してるような塩梅となったけれど、満足感と達成感ったら半端なかったです。
いちいち引っかかる度に調べて読みなおして繰り返す、方が幸福感はあるのだけれどね…。
さーⅡを読むぞーヽ(´∀`*)ノ


『さようなら、猫』 井上荒野
「自分の猫」「わからない猫」「赤ん坊と猫」「降りられない猫」「名前のない猫」
「ラッキーじゃなかった猫」「他人の猫」「二十二年目の猫」「さようなら、猫」
短編集。

猫が主役の話ではないです。
猫が良いアクセントとなるけれど、猫がいる風景の人間の話。
どれも、胸がざわざわする日常系。
最近ペットを飼いたい誘惑に囚われてそわそわしてたからか、いくつかの読後感が無性に寂しかった。
動物に触りたいよーう。


『九月が永遠に続けば』 沼田まほかる
高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる…。
第5回(2004年) ホラーサスペンス大賞受賞作

微妙な感想ばかり聞いていたのだけど、オチが弱かろうが納得いかなかろうが、ホラーなのだから怖がることが出来ればそれで良いのではなかろうか、というスタンスで読んだ。
ら、私にゃ怖かったからOK。
ただ、何が怖かったって、息子どうなったとか、犯人誰だとかそのへんは正直どうでもよくって、主人公のダディへの扱いというか態度というかの冷淡さが心底怖かった。
え、何?何なの主人公?これだけ色々してもらってて、明らかに善意からの厚意を連日受けとっていて、タイミングの悪さだとか言葉選びだとか、そういう相性の悪さはあるとしても、何でここまで相手を嫌えるの?そしてそれを態度にまで出すことを当然のこととして自己肯定出来るの?どういう思考回路してんの?何様なの?
やだーこの人すっごい怖いー!て。
だから、まさにそこがラストの描写になって溶けた時は溜息が出た。
ここまできてやっとかーい、って。人間って怖ーいー。
スポンサーサイト
別窓 | 小説・映画 感想メモ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
暑い。
[No.1159] 2014-06-29 Sun 22:44
アイスが美味しい季節になりました。
ここんとこ、丸永製菓の「八女抹茶もなか」ばっかり食べてます。
マイブームという程の情熱を持って買い続けてる訳ではないけれど、美味しいと思う。
最寄のスーパーで75円なので、会社帰りにお夕飯の材料と一緒に放り込んで、
先に部屋でこっそりもごもご。
もう少し小さいサイズもあると有難いのだが、というか箱で売ってくれんものか。



アニメ感想ちょい。

・神々の悪戯 最終話まで
神wwwキュアwwwwwww
ファイナルww壁ドンwwwww
あー面白かった!笑った!
綺麗にまとまった?し、良かったんでないかなぁ。
最後私服で並んでるとこ、足元にメリッサいなくて寂しかったけど。
彼等はあれですかね、これから人間の学校へ転校してくるのかしら?
年齢的に無理そうな人はどうするんだろう。
近所に引っ越してくるとか?トト様はしれっと先生になるの?
あ、そうかお部屋戻ったらメリッサいるのよね?そうよね?←



夏アニメ予定

◎Free! Erernal Summer
◎スペース・ダンディシーズン2
○ソードアート・オンラインⅡ
○残響のテロル
○ばらかもん
△アルドノア・ゼロ
△リプマイハマトラ

…うーん…。
別窓 | その他日記とか | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
元気です。
[No.1158] 2014-06-27 Fri 19:13
いや、何か、タイトルに書いたら変な感じだなって思ったけど、
敢えて書いてみたくなるくらい元気なんです今、本当。

夏場に偶にあるのですが、先週四肢にぶわっと湿疹が発生して病院へ行きまして、
処方して頂いたステロイドが良い仕事をしてくれたので現状ほぼ完治なのですが、そこではなくて。

一緒に貰った飲み薬の方がなかなかに眠くなるタイプのものだったようで、
薬を貰ってから送別会の日とカラオケの日を除いて、ずっと音楽を聴きながら寝落ちをしてました。
いや、正確には、寝落ちていたことに気づいて音楽と電気を消して寝直す、といった感じでした。

PCのキーボードを打っていると、手首のあたりを刺激するのか湿疹が悪化するし、
他の何をしようにも四肢がどっかに触れると痒くなった為、
夜はムーミンを見るor本を読むことくらいしかできなくて、でも薬で眠くてそれも続けられず、
たぶん21時にはベッドでゴロゴロしつつ寝落ち→寝直し、と続けていたんですよ。

そしたら、元気になりました。

とっても。

好きな曲ばっかり聴いてたのが良かったのか、
単純に睡眠時間たっぷりが効いたのか、
寝る前何時間もPCから離れたのが良かったのか、
えー何これー?て戸惑う程に頭がすっきりクリアです。
昨日今日会社でかなり忙しかったのにあんまりイライラしないで済んだし。

…書いてて何だけど、これ本当に特筆するようなことじゃないですね;
ずっと睡眠不足を積んでる感じだったのかなぁとか、反省したという話です。
良い機会なので、このまま早めの就寝と、早めのPC離れをしようと思います。



アニメ感想ちょろっと

・ピンポン 最終回まで
最終回前に涙腺崩壊。
素晴らしかった。
賛否あるらしい試合のBGMは、私は良かったと思う。
チャイナのコーチには、ドラゴンは辛いのではと感じられて、先にペコと試合をしたチャイナには、そうじゃなくて…と感じられた。
コーチ同様、観戦者でしかない視聴者が、あの楽しさを現したBGMに置いていかれたような心地になるというのは、寧ろ狙い道理なのじゃないかしら。
なんて、考え過ぎかな?
別窓 | その他日記とか | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ヨクサル覚えてなかった
[No.1157] 2014-06-25 Wed 12:42
ども。
お中元時期の送料無料につられて、お菓子をまとめ買いしようかという超些細なことで迷ってます、カラです。
普段送料が七・八百円程かかるところのだと、「五千円以上購入の場合」くらいの但し書きがついててもまぁいいかと思えてくる不思議。
偶に欲しいと思っては止めていた商品に+αした分だけ払うお金が増えるのだから、全くもって得するという話ではないのにネ。
あと問題は冷蔵物が多いことと、賞味期限がそんなに長くないこと。
というか買っちゃえば一気に食べちゃう気がするのよねー。
そしたら肥えるだけなのよねー。
ふんふーん。



ムーミンその後。

ムムリク親子がイケメン過ぎて生きるのが辛いです嘘です楽しいです。
なんと夜にアニメ「楽しいムーミン一家」を観るのが習慣になってしまいました。
その上、小説も図書館で借りて読み始めました。
ひらがなの多い児童書は正直少々読むのに苦心もするのですが、アニメと小説とで違いが多々ある為、興趣が尽きません。
ただ、気になったタイトルから観ている&読んでいるので順番はバラバラです。
スナフキンことスナフ・ムムリクが出るたびにテンションを上げる私ではありますが、アニメの暖かく穏やかな世界観とキャラ全員に加えて視聴者までをも支えて安心させてくれているのは、ムーミンパパとムーミンママが、パパたらんママたらんと行動してくれるおかげだと思います。
「壊れたパパの大事な椅子」の二人など、とても素敵でした。
ボール遊びで悪気なく椅子破壊の決定打を与えてしまい、不注意であったことを素直に謝り気を落としているムーミンたちに対し、「元から壊れていた」のだと、反省すべきこと以上に落ち込ませないように優しい言葉をかけ、その後も何でもない振りをするパパ。
その前には、壊れた椅子を見た瞬間にショックで嘆いてしまいそうになったパパに対し、子供たちの前だということを素振り一つで示すに留めた、ママからパパへの信頼。
たぶんないと思うけれど、もし私が結婚して子供をもつことがあったらば、ムーミンパパとムーミンママを見本として子供と接しようと思います。割と本気です。



アニメ感想ちょろっと。

・ハイキュー! 12話まで
ノヤっさんが髪を下して喋ってようやく、声優さんが青エクの燐の人だったということに気づきました。
ていうかあのシーン一瞬、燐に見えました。声のイメージって強いなぁ。
ネコきたー!!!ヽ(´∀`*)ノ

・神々の悪戯 11話まで
スタッフの方々はトト様の壁ドンに熱心過ぎるのではないでしょうか。
シュチュエーションの変更又は威力の増加によって上がっていくハードルを越えているように感じるので、最終回では壁を破壊でもしないかとハラハラします嘘です至極楽しみです。
すっかり腹筋は敗北、笑いつつ机を叩きつつ楽しんでますが、ただ一点、やっぱりメリッサはカエルの王子様よろしく、人間の姿になることはないのでしょうか?
第一印象から今に至るまで、天然癒しキャラとしてハデスおじさんの好感度がかなり上がったものの、未だにメリッサが一番好みなのでとても残念です。
陽気で人の良さそうなおじさんビジュアルになってくれそうなのにな・・・いや、くったりとした人形姿も大変ラブリーだとは思いますがね。
最終回を残しシリアス展開となってますが、バッドエンドになりそうな予感が全くしません。
あれでしょ?最終回皆変身して戦って愛と正義で何とかなるんでしょ?←
別窓 | その他日記とか | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
そっと扉を閉めるべし
[No.1156] 2014-06-13 Fri 12:52
ども。
昨日、スナフキンをぐぐって飛んだページで、いきなりスナムーという未知の世界に遭遇して、リアルにコーヒーを吹きそうになりました。
腐女子って本当どこにでもいるんだな…ああ驚いた。

しかし彼、改めて格好良いですね!

やっぱり記憶が少ないのに‘格好良いキャラ’という揺ぎ無い認定が自己からなされている現状がとても不思議だったので、試しにアニメ見始めたらうっかり寝るのを忘れそうになりました。
これはあれだ、仕方がない。格好良過ぎる。惚れるしかない。
子安ボイスという余計なフィルターかかっちゃった今観ても全く問題なく格好良くて年甲斐なくキャッキャはしゃいで寝不足である。

ていうか面白いよ深いよムーミン!
そんでスナフキン大好き過ぎるよムーミントロール!
未知の世界がたった1日で身近にあったことがわかりました。行かないけど。
基本全裸なカバ似の妖精でBLなんてレベル高いなぁ貴腐人様って思ったけど、気持ちはわかった。
スナフキンのようになりたいと書いていた堀江先生とは違い、私はムーミントロールになりたい。
そんでスナフキンと一緒のベッドに潜って旅の話の続きを聞かせてと強請るんだ。きゃーきゃー!
※この三十路女、余程寝不足なんだな、と生温い目で見てやって下さい。



アニメ感想ちょろっと。

・シドニアの騎士 9話まで
エナ星白の可愛さよ…!
漫画で読んでた時はここまでとは思わなんだ。
とりあえず出してみてる感の幼児のような声が何っとも庇護欲を刺激する。
あと、ニコ動で観てて、コメントで「海苔がしけってる」って表現があってツボに入った。
ナイスユーモアセンス!

・ピンポン 9話まで
うっ、くっ、最後まで涙腺もつか・・・!(耐)
展開わかってんのにドキドキする。
ペコとスマイル、子供の声も良かった。
チャイナのオリジナル部分は全肯定する。アニメ化万歳。
あと、オババの最初の「愛してるぜ」が最高だった。野沢さんマジ凄い。
やっとかよ、だとか、待たせやがって、だとか、ありがとう、だとか。
声に重なって沢山の心の言葉が聞こえた気がした。鳥肌たった。神だった。
別窓 | その他日記とか | コメント:4 | トラックバック:0 | top↑
ルナクレリカン
[No.1155] 2014-06-12 Thu 21:07
暖かいを超えて暑くなってきましたが、緑茶は熱いのが一番だと思います。コーヒーもHOTしか考えられない。
紅茶は水出し容器をいそいそと取り出し準備完了。麦茶は温かい状態で飲んだ記憶が(たぶん)ない。

ただの私の好みの話であるが、この好み、というものが例えばそれぞれに適した茶葉や豆を使い詳細に比較検討した結果、「やあ、どうも私にはこちらが好ましい」なんぞと確たる価値観として鎮座ましたようなものでないことは改めて説明する必要もない謂わば周知の事実であって、而してそれは何も私が並外れた横着者であることを意味するのではなく、人は皆それぞれ多少の差異はあれどもそれまでの経験とそれによる思い込みによって形成された惰弱な嗜好により行動していることを互いに理解し許容し合っている故の共通認識なのだ。

要約。
「いやいやいや淹れなくていいです!そんな拘りじゃないです頂きます!最近のペットボトルのお茶美味しいですよね!!!」



さて、今私は緑茶に「熱い」、コーヒーに「HOT」と何気なく使い分けたけれど、逆の使い方、特に緑茶HOTという言い回しは何とはなしに使い難い。
これも先に述べた曖昧な好みの範疇だろうが、どうしてなかなか、言葉に対するイメージって大きいと思うのですよ。
こういった形容詞もだけど、固有名詞に至っては、当人が思うよりずっとずっと強固なイメージが出来上がっていたりする。

堀江敏幸先生の「回送列車」を読んでいたらば、その中の一遍で‘『ムーミン』に登場する「スナフキン」の生き方に憧れる、彼のようになりたい、彼に関して本を書きたい、と思って調べていたらば彼の原作の名前が違うと知って愕然とした’旨が書かれていて、何の覚悟もなくそれを読んだ私も、唐突に愕然と茫然の間をうろうろ徘徊することとなってしまった。

「スナフキン」が「スナフキン」じゃない…だと…!?

といっても正直な話、私『ムーミン』のストーリー、大して覚えていないんですよ。
何話かそれなりに歳をとってから再放送で見た回をおぼろげに記憶している程度で、だというのに恐らく子供の頃にアニメを観て感じた「スナフキン」に対する強烈な「恰好良い!」のイメージだけがしっかり根付いているという不思議。

名前が何であろうとも関係ないだろう、大事なのは性格だ!なんて、まるで恋愛における見た目と中身論のようなことを言われるかもしれないけれど、それとこれとは全く別の話だと思う。そこは断固否定したい。
だって、創作物における命名って、キャラクターの構成要素どころか、作者からの印象付けそのものじゃないか。

「スナフキン」でピンとこなかったら是非、好きな創作物のキャラクターで想像してみて欲しい。
性格、ストーリー、見た目、声等全くそのままで、名前だけ違くなった時、イメージがどれほど変わり得るのか。

例えば私だと、最近の作品で自分でも珍しいくらい惚れたキャラクターにアニメ『K』の「周防尊」さんっているけど、彼の名前が「山田太郎」だったら惚れてない。それは無理だ。愛が薄いとか言わないで。
いくら草薙さんが情感たっぷりに「太郎…」て呼びかけても駄目。きっと笑う。
だからほら、貴方も心のダーリンやプリンスが他のキャラから呼ばれるシーンを「太郎」に置き換え、レッツ想像!
※全国の山田太郎さんに喧嘩を売っている訳ではありません。

それか、うーん、もっと有名でイメージが強烈だろう作品で例えれば伝わるのかな…。
ええとほら、「ゴルゴ13」が「トトロ13」だったら最早何のこっちゃじゃない?いや、コレ何か違うな。狙いと逸れたか?
逸れたのは話だ。

会社で昼休みに本を読んで「スナフキン」が「スナフキン」ではないことに衝撃を受けたけれど、ならば原作では何という名前だ、という情報が書かれていなかったんですよ。先生が仏文学者だから、この記事のタイトルにした仏訳名は書いてあったのだけど。
だから凄く気になってですね、ぐぐって調べようって思ったのに、何でお茶の話から書きだしたんだっけ私?あ、昨日本社で葉の茶貰ったからか。まぁいいや。
wikiに『ムーミン』の項目がしっかりあるじゃないか、よしよし「スナフキン」の原作スウェーデン語名は…




「スヌス・ムムリク」




超  し っ  く  り  Σ(・ω・ノ)ノ! 
えーショック返して先生ー!←
別窓 | その他日記とか | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2014’5月 小説
[No.1152] 2014-06-03 Tue 22:34
読みたい、が時間がない。
正直未読の山がないと不安になるのだけど、増え過ぎても焦っていけない。
うっかりそのへんで交通事故にでもあってみなさいな、まだあんなに読みたい本が…!って悔いが残り過ぎて成仏できませんがな。
図書館や本屋に憑いて、借りたり買ったりした人についてって後ろから覗き込む?
速読の人だったらうっかりポルターガイスト発生させて抗議するかもしれん。「早いよバカ!」迷惑な悪霊!
いや待てポルターガイスト起こせるんなら自分でページ捲れるんじゃん、オッケー解決!
と、いうようなことを高校生のあたりからずっと考えてる気がする。人間変わるけど変わらんね。呟いて星空を見上げる。

__

『婚礼、葬礼、その他』 津村記久子
1、表題作…友人の結婚式に出席中、上司の親の葬儀に呼び出されたOLヨシノのてんわやんわの一日。
2、『冷たい十字路』

題名見て一瞬、マナー本?って思ったけど小説でした。そらそうか。
先生は葬式書くのが上手いなぁとか前に思って書いた(『八番筋カウンシル』だったかな)覚えがあるもんで、今回がっつり舞台じゃんよとちょっと笑った。
んで同じ感想です。やっぱ上手い。職場関係ってカテゴリ違うから飽きることもないし。
あとヨシノの心中の言葉選びが痛快っていうか共感出来すぎて何度も噴いて笑ったり、切なくなったり。
例えば、ヨシノをてんわやんわさせてくれた原因である、タイミング悪く亡くなった上司の親の遺影を見たとこなんか凄く好き。
「おまえか、と呟きかけてやめ、(略)遺影を撮影して、後で結婚式の参加者たちに、こいつです、と見せて回ってやりたくなったが、そんなことをして職場での立場を危うくすることも癪だったので、(略)できればあと一日でも持ちこたえてくれれば、いい人でしたと送り出して差し上げたのに。いや、おたくのことは全然存じ上げませんけどですね。」(本文抜粋)
怒りと恨みを晴らす想像を脳内で繰り広げつつも、冷静に現実を見て断念して、でもやっぱ理不尽だよ何でこんな葬式来ないかんのよと苛立って、という波が、本人大真面目だからこそコミカルで、それと同時に、笑い話にしてしまいたい、こんな怒りを引きずりたくないという奮闘でもあるんだろうなぁと頷ける。
舞台は葬式ですが、読後感良いしおすすめです。ストレートに、30前後の働く女性向。
あ、2はちょっと、最後「え、終わり!?ここで!?」て驚いたけど。

ところで先生ってぐぐってみたら私の5歳上なんだな。
ちょっと遅れで作品追いかけてる現状、素晴らしく運が良かった、私は恵まれている。
小説も追いきれてないけど、エッセイも読みたいー。時間が足りないー。


『リレキショ』 中村航
「弟と暮らすのが夢だったの」という姉さんに拾われて、彼女の弟となった19歳の「僕」。
第39回文芸賞受賞作。

もしかしたらラノベ並か、それより軽いんじゃないかな、文章。
ペライってより、テンポが軽やかっつーか。物足りなく感じないとは言わないけど、でも貶す意味じゃないです。軽さを好んで書いてるように感じたから。
難しい言い回しや語句が皆無で、地の文まで無造作な話し言葉的で文節が短くて。
ぶっちゃけ、図書館で手にとって、借りようかなぁ、て考えるつもりでソファに座ってめくってたら読みきってしまったのだよ。
1時間かかってないんじゃないかな…文字の多い漫画一冊並みか?まさか^^; 
現代が舞台なんだけどリアリティが薄くファンタジー的な不思議な感触で、本当にあっさりさっくり読めて読後感は良いから、休憩時間とか息抜きには良いかもしれん。
姉さんとその親友のカラッとしたキャラは好きだった。


『たまさか人形堂物語』
『たまさか人形堂それから』
 津原泰水
祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪は、押しかけ従業員で人形マニアの冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、なんとかお店を切り盛りしている。「諦めてしまっている人形も修理します」という広告をみて、今日も傷ついた人形を抱えたお客さんがやってくる…。

ウェーイ!先生の作品の中ではおススメし易い気がするぜウェーイ!
ミステリ要素の面白さも良い感じなんだけど、人間関係がかなり楽しい。そっち主体に楽しんじゃってもいいと思う。
現実で行動を共にする時間が長いと、色んな面で互いに影響を受けたり、互いへの気持ちが変化したりするじゃない。でもそういうのって、劇的なものは別として、ささやかなもの程、あんまり本の中では見れない気ぃするのよね。それがこの本では散見されて、だから余計に人物の会話のやり取りやスタンスに説得力があるというか。
特に好きなのは、苛立った澪が冨永の机へ乱雑にお茶を置き、いくらか溢してしまったシーン。
慌てて走って台拭きを取ってくるけど、冨永は澪が覚悟していただろう粗相に対しての皮肉や文句ではなく、澪が今朝拭き掃除をした窓について一言、感謝を伝える。
「湯呑みの底を、茶托を、作業台を、私は一つ一つ丁寧に拭った。」(本文抜粋)
固有名詞に読点を短く刻んでストンと読む速度落とさせて、且つ一つ一つと言葉を重ねたたったこれだけの文章で、澪の丁寧な手付きや力加減だけでなく、胸に広がる感情さえも想像させられる、とても良いシーンだと思う。どう思った、ていう解説が一切地の文にないのが本当良い。人が誰かの人物像や自身の気持ちを改めるのって、こういう些細な出来事によると思うんだ。
…いや、ここだけ抜き書いても伝わらないか。うぬぅ。
抜粋したのは『それから』の方。続編なんだけど『それから』の方が面白いです。まだ続くのかな?なら追っかける。束前さん良い男だ。澪さんとくっつくがいい。

__

番外。
小説じゃなくて散文集で、堀江敏幸先生の『回送電車』を読み始めて1年以上経ちますが、未だページの半分程までしか読めていません遅々として進みません。
一体全体どうなっているのかと思う。先生の脳内。
語彙が豊富で、引用される小説多くて(書評多いから当然か)、文章整然と美しくて泣きそうになるし、笑わせてくれるし。
辞書を引く為に一時休止、引用作品調べる為に一時休止、文節をメモる為に一時休止、そもそも読解力が足りなくて繰り返し読むこともあれば、単純に素敵な文章だから読み返すことも何度もあるし・・・。
図書館基本2週間しか借りられないんですよー。だから借りては返し、借りては返し。いい加減買えよという話だけど。いつかきっと買います絶対。でも今棚に置く場所がないんだもの・・・!
じゃなかった違う話逸れた!
読んだ中に、「梗概について」という文章が正続2編ありましてですね。
とある本について「私のようにまとまりのない頭では、この奥深い文章の勘所をおさえることなど到底できそうにない」だの、梗概のことを「自身の足場が不安定な者は永遠に手控えるべき、恐ろしく繊細な感性のリトマス試験紙なのである。」(本文抜粋)だの書いてある訳でして、こう・・・その・・・先生の意地悪・・・!・゜・(PД`q。)・゜・ 諧謔めいて書いてらっしゃるんだろうとは思うけども、でも先生の域でそんなん書いちゃったらもう、私みたいなブレブレ人間にゃとんだ羞恥プレイだってことなんてわかっちゃいるけど人にオススメしたいんだよぅその時の感想を残したいんだよぅと、顔面を覆って懊悩して、いやいやでも私まとめてはいない、うん、書いてるのは感想であって梗概じゃない、いいじゃんいいんだよ開き直ろうぜ、好きな個所や理由紹介くらいだっていいじゃないか、と自分を誤魔化し気力を奮い立たせて書いている訳ですが、本当羞恥プレイだなちくしょうとジタバタしてます。
ねぇ足場ってどうやったら固められるのかな?人に聞いてる時点でダメか。ダメだ。

あ、と。そういえば庄野潤三先生の『メジロの来る庭』(随筆?)も丁寧な美しい日本語で、読み始めてもうじき1年コースに入ってます、がこちらはゆっくり読む文章なのでこれで良いと思ってます。たまに図書館で10分程ページをめくるだけで、自分の余裕のなさや視野の狭まりに気づけて反省と共に肩の力を抜くことができる、特効薬ではなく暖かいコンソメ野菜スープみたいな胃に優しい言葉たち。大好き。

本っていいなぁ。
別窓 | 小説・映画 感想メモ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 淡味行路 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。