淡味行路 小説、映画、アニメ等の感想覚書。偶に日記。

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2013’2 小説メモ
[No.1095] 2013-03-02 Sat 15:16
【 2013’2月中に読んだ小説メモ 】

好みを多分に含む私的オススメ度/評価

☆1 :読まない方が良いヨ。/ 不可。読んだ時間を返して欲しい
☆2 :敢えてオススメはしなかなぁ。/ 可。でも読まなくても良かったかも
☆3 :損はしないかと思うのでどうでしょう? / 良。普通に面白かった。
☆4 :読んで欲しいなぁ。 / 優。上手い!面白い!読んで良かったー!
☆5 :お願い読んで!!! / 秀。本との出合いに感謝!読まないでいたら損だった


※あくまで私個人の感想です。ご了承くださいませ。
_____

・「とにかくうちに帰ります」 津村記久子 ☆3.5/4
先輩の仕事のこなし方は秘密のノートに則ってる?、定年間近のおじさんが大切な文房具を返してくれない、他、職場内連作①「職場の作法」
濃い顔のフィギュアスケート選手の様子が気になって…②「バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ」
豪雨で帰宅困難になった人たち③「とにかくうちに帰ります」。

①はピンポイント事務員向け。でも営業とか別の係の人も読むと為になるかも?対事務員的に。
②は誰でもあるんじゃないかな、ファンまでいかないんだけど友達って訳でも勿論ないから別に何がどうなっても困ったりする訳でもないんだけど何かこう気になって記事気にして読んだり…っていう。
どちらも「あー、あーわかる、わかるわぁーってちょっと苦く笑ったりしんみりしたり胸が温かくなったり、そういう感動のほんのり具合が優しくて、仕事終わって疲れてる平日の夜に読むのに良い感じ。
ラストの③の読後感が良いので余計にそういう読み方をオススメしたい。


・「11 eleven」 津原泰水 ☆4/4.6
1「五色の舟」2「延長コード」3「追ってくる少年」4「微笑面・改」
5「琥珀みがき」6「キリノ」7「手」8「クラーケン」
9「YYとその身幹(むくろ)」10「テルミン嬢」11「土の枕」
収録、SF?ホラー?怪奇?と混ざった短編集。

どれも不思議と不快さのない、寧ろ妙な心地よさのある、ちょっとした沼にとぷんっ、と沈むような語りと世界観。しかし全て違う世界。お見事。
私的には特に1の歪さ美しさあちらがわ具合が好きだった。
あと2のラストの一筋の光源、と共に走る主人公が鮮やかに浮かんで目を奪われた。
それと8が、主軸とずれるんだけどクラーケンよりも訓練士の女の子との関係ってか展開が、全く性描写なんてないし私の勘違い且つ思い込みでそういう何だ、え、エロい!てちょっと会社で昼休み中に読んでてぬぉおおおって本閉じて夜いそいそと続き読んだら本当違かった、のか?いやでも書かれてないってことはイコールないってことじゃなかろうよ、そこ行間をそう読めたってことはそういう解釈もありってことでない?でもラストがクラーケンの方だからやっぱりそっちが…あああ悶々とする!誰か、誰か読んだ人いないですかこの話?!解釈プリーズ!
全部一気読みすると他の話に引きずられちゃって、ちゃんとそれぞれの世界に入れなくなるので、ちょっと間を空けて読むことを推奨。
っても、誰に薦めていいか解らない訳ですがね…。


・「伏 贋作里見八犬伝」 桜庭一樹 ☆4.6/4.6
娘で猟師の浜路は江戸に跋扈する人と犬の子孫「伏」を狩りに兄の元へやってきた…!

ABEちゃんのオススメ。
面白かった!一気読みした!ありがっとー!(*^・^)ノ
兄妹のかけあいが可愛いくて可笑しいのに、伏との退治シーンには緊張感疾走感あって魅せますね。
そんで本の後々にまでわくわくさせる展開を感じさせるラストがいい。
アニメ映画化してるのかー、そっちもレンタルして観ます!


・「月への梯子」 樋口有介 ☆3.1/3.2
入居者の一人が殺され、残りの住人全員が消えたアパート。大家のボクさんは謎解きを始め、やがて自分を取り巻くものが善意だけではなかったことを知る…。長篇ミステリー。

面白かった、のだけどラストが…何故にラストこうしちゃったんだ?


・「熊の場所」 舞城王太郎 ☆4.5/4.5
クラスメイトの猫殺しに気づく「熊の場所」他、「バット男」「ピコーン」収録。

文章全体の疾走感が良い。特に出だしの引き込みが巧い。
途中切る場所なしに一気読みさせてくれるので、気づいたら終わってる。
個人的には「ピコーン」が一番好きだった。
下ネタ読みながら泣くとか、あんまりないと思う。


・「王国」 中村文則 ☆2.5/3.0
社会的要人の弱みを人工的に作る女、ユリカ。ある日、彼女は出会ってしまった、最悪の男に。

「世界の果て」の印象だけ引きずってたらいけないと思って敢えて挑戦。
それよりは良いんだけど何かこれも疲れた。ぼんやり読みやすいんだけどなぁ。
でも「掏摸(スリ」と世界リンクしてるらしいんでそっちも一応読む。


・「車掌さんの恋」 有吉玉青 ☆2.4/2.1
「車掌さんの恋」「ボックス・シート」「きせる姫」「あみだなの上」

恋愛小説は究極好みの問題だと思う。
だから私の好みじゃないってだけで普通に楽しめる話、なのかも?


・「雀」 谷村志穂 ☆3.5/3.8
誰とでも寝てしまう。気に入ると、その男の部屋に居つく。それが雀という女…。

雀を愛するか憎悪するかによって全く違った感想なると思われ。
後者だろうなって友達が即2人思い浮かぶ程度には人を選ぶ気する。
ちなみに私には愛おしかった。身近にいたらキスしそうな程度には。
何よりセックスが好き、という女性はよく小説に出てくるけど(ていっても同様の男性よりは少ないか)、今まで読んだそういった属性持ちの女性の中でも雀はかなり好きな方。
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